廣瀬　直紀 HiroseNaoki

新卒でSIer企業に入社し、保険会社向けのシステム開発を担当していました。システム開発を主導する立場になってきた頃に、さらなるキャリアアップを目指してコンサルティングファームに転職しました。保険業界のさまざまなプロジェクトを経験してある程度自信がついた35歳の時に、長く働ける会社を求めてプルデンシャル生命への入社を決め、現在に至ります。

一貫して保険業界の案件に携わっていたこともあり、転職先の候補としては保険会社を見ていました。大手の保険会社の場合、システム部門を子会社として切り出していることが多いのですが、プルデンシャル生命の場合はシステム部門を社内に置いています。関連チームや営業との距離感が近いですし、本社からの指示を実行するだけではなく、対話を重ねながら仕事ができる環境にも魅力を感じました。

前職・前々職はシステム開発のメンバーとして一部の役割を担いプロジェクトを遂行する立場でしたが、今はシステム開発をリードする立場で案件に携わっています。これまでの経験を活かしつつ、責任とやりがいのある仕事ができるようになったと感じています。

契約管理システム開発チームはお客さまのご契約内容の保全や、各種手続きのシステム化がメインの業務になります。システムを業務で使用するチームからの要望や、会社方針によるシステム案件が出てくるので、コストやスケジュールを遵守しながらシステムの品質を高めることが私の役目です。

私たちのチームが担当する業務の大半が大型改修や大型案件ですので、チーム内外の方々と積極的にコミュニケーションをとりながら進めていきます。一人で黙々と定型作業をするというよりは、色々な方々と協力しながらひとつのゴールを目指して進めていくイメージです。そのためメンバーと喜びや苦労も共有できるのがこの仕事の魅力のひとつだといえます。

当社は創業から30年以上経ち、10年、20年もの間利用されてきたシステムも存在しています。その既存システムをリニューアルして作り直すプロジェクトにも直近で携わりました。古いシステムをそのまま踏襲することが簡単ではない場面が多々あって、なかなか改修が一筋縄ではいかず頭を悩ませました。システムを使用するチームにも代替手段や新しい業務手順を考えてもらう必要があったので、相談をしながら少しずつ調整を行っていきました。

なかでも大変だったのは、入出金管理や支払管理などお金に関する部分です。ここにエラーが発生するとお客さまに多大なご迷惑をかけてしまいますし、リカバリーの業務が発生するのでシステムを使用するチームにも迷惑がかかってしまいます。そのため、そこはより丁寧に検証を重ねる必要がありました。どうすればユーザーに滞りなく利用してもらえるのかという視点を常に持ちながら、課題をひとつひとつ解消して無事リリースまで持っていくことができました。大変だった分、大きな達成感を得られたプロジェクトでした。

自分の経験をどんどん活かせることがシステムの仕事だと思っていますので、今後はいままで関わりのなかった部門・チームとも連携しながら保険関連システムに精通していきたいです。IT部門としてシステム開発をより円滑に進めていくこと、そして、システム品質を高めて障害を発生させないことを目標に今後も頑張りたいと思っています。

当社は社員に無理な働き方をさせないことが徹底されているので、私自身大変なプロジェクトをリードしているとはいえ、毎日遅くまで残業があったり休日出勤があったりということはなくメリハリをつけて働くことができています。明日できることは明日にまわしたり、自分ひとりで抱えきれないところはメンバーにも協力を仰ぎながら進める相互協力体制がしっかりとできているチームです。

実は少し前に子どもが生まれたのですが、義母が手伝いにきてくれるまでの3週間、育休を取得しました。長い期間仕事から離れることになるため、プロジェクト進行が滞ることはないか、問題が起きないかなど心配もありました。しかし休暇期間に入る前にしっかりと進め方について話すことができていたので、その通りに上司やメンバーが進めておいてくれましたし、戻った後の引き継ぎもスムーズでした。

私の場合は3週間でしたが、数ヶ月の育休を取る男性社員もいます。人それぞれ家庭環境は異なりますし、これくらいの期間の休暇が必要です、という声をあげれば、その間どうやって仕事を進めていくかということをしっかりと考えてお互いをサポートする体制があります。男女問わず育休取得に対して何の障壁もない環境ができあがっているのは非常にありがたいなと感じます。プルデンシャル生命は社員のプライベートもしっかりと大事にしてくれる会社だと思いますね。